麻布 更科堀井

 寛政元年(1789年)代々そば打ち上手としてしられた信州の反物商・布屋太兵衛は領主・保科兵部少輔の助言によりそば屋に転向し、港区麻布の地に「信州更科蕎麦処」として看板を揚げました。

 江戸城や大名家に出入を許され、そば好きの江戸っ子にも親しまれ、通称「更科」と呼ばれる様になりました。

 明治八年名字必称の令により「布屋」と改め「堀井」と名のり、現在直系八代目堀井良造による「総本家更科堀井」としてかわらぬご愛顧をいただいております。

 「さらしなそば」は最上の玄そばの中心部からとれるそば粉で打ち、輝く様な白さと、ほのかに漂う上品なそばの香り舌ざわりの良さが特徴でございます。


老舗の守破離

  • 代々受け継ぎ守り続けていること代々ご利用いただいているお客様からの信用と、初代より引き継がれる「美味しいそば」を提供しようという真摯な思い、同じ事柄の両面なのかもしれませんが、この2つを大切に守り続けることで「更科」の暖簾が江戸そばの一つのブランドたり得たと存じます。
  • 「そば切り」は日本の食文化を代表するものの一つですが、「蕎麦」はその栄養価の面で見ても非常に価値の高い穀物です。小麦や米に比べてGI値が低く、脂肪の吸収を抑え肥満を防止する健康食です。また収穫までが短期間で荒地でも育ち、しかもアミノ酸スコアが高い「そば」は食糧難にの土地でも有用な主食となりえます。
    麻布という外国人の多い土地柄ということもあり、「そば」の素晴らしさを世界に知っていただきたいと日々考えております。

店舗情報


店名総本家 更科堀井
電話番号03-3403-3401
住所東京都港区元麻布3-11-4
営業時間 11:30~20:30
定休日年中無休(不定期休日有り)
客席数65席
ホームページhttp://www.sarashina-horii.com/