「品質本位」をモットーに3世紀半。上印は、江戸幕府のおすみつき |
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ヤマサ醤油は、紀州(今の和歌山県)湯浅に起こったしょうゆづくりを、湯浅の隣にある有田郡広村出身の浜口儀兵衛が銚子に伝えたのが始まりです。
銚子と湯浅は地図上は離れているように見えても、「黒潮」という“架け橋”によって結び付いているのです。紀州沖で漁師が遭難すると、銚子に流れ着いたとか。
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銚子にやって来た浜口儀兵衛は
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銚子の温度・湿度・水質などの環境条件がしょうゆづくりに最適であること |
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常睦や筑波など、近くにしょうゆの原料である大麦・小麦の生産地があること |
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利根川・江戸川を持って大消費地・江戸とつながっており、水運がよいこと |
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などに目をつけ、正保2年(1645)、しょうゆづくりを始めました。 |
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以来、「品質本位」をモットーに品質の向上に努め、幕末の元治元年(1864)には、幕府が与えた「最上しょうゆ」のひとつに数えられました。江戸醤油問屋一同による「醤油番付」には、行司の真ん中に記されています。
※クリックすると拡大図が表示されます。 |
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醤油番付 |
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