まずお伝えしたいのは、“赤ちゃんにはよくあること”。
あまり気負いせずに思い当たることをできることから行ってみましょう。
離乳食には、5ヶ月頃はゴックン期、7ヶ月頃はモグモグ期、9ヶ月頃はカミカミ期、1歳頃からはパクパク期などの段階に分かれていますが、その月齢になったから必ず次のステップに進まないといけないわけではありません。月齢はあくまでも目安です。赤ちゃんの成長に合わせてゆっくり進めて良いのです。
◎ママができる対処法として
1、調理の仕方で工夫!
食材の大きさや硬さが適していないのかもしれません。
細かく刻んだり、とろみをつけて食べやすくするなど様子を見ながら調整しましょう。
2、メニューのバリエーションを上手に広げて!
赤ちゃんも大人同様に同じメニューばかり出されていると飽きてしまいます。
反対にいつも違うメニューを出すのも赤ちゃんにとって”毎日が挑戦”となり負担になってしまうことも・・・
赤ちゃんの好きな素材で味付けを変える、好きな味付けで食材を変える…等
無理なくメニューのバリエーションを広げていきましょう。
3、生活リズムを見直して!
3回食になったから…などの理由で回数や時間にとらわれすぎていませんか?
赤ちゃんもお腹が空いていなければ食べたくありません。食事と食事の間にしっかり体を動かしてお腹を空かせることが大切です。食事の前にお風呂に入れるのも効果的!
4、楽しい雰囲気作り!
赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと、多くのママは“ちゃんと食べさせないと…”という思いで、さらに一生懸命食べさせようとします。その真剣なママの表情が赤ちゃんにとって“ママちょっと怖いな”という風に映っていることもあります。
食事をするときの雰囲気作りはとっても大切です。
時にはママやパパが一緒に食べて「これおいしいね」「パパの大好物だよ」と会話を盛り上げながら“楽しい食事の時間”を作ってください。
5、道具を変えてみては?
心身ともに未発達な赤ちゃんは、何か気になることがあると食事がおろそかになることがあります。
椅子が座りづらかったり高さが合っていない場合もあるので時々調整しなおしてみることも効果的です。
また、同じようにスプーンなどの食事セットも赤ちゃんの口の大きさや触感、持った時の重さやさわり心地が原因で食が進まないことがあるので、いろいろ変えてみても良いでしょう。
月齢によっても様々ですが、離乳食後期になると自立心も芽生えてきます。
ママがスプーンで「あ~ん」ではなく、自分で食べてみたい・触ってみたいという気持ちが強い場合もありますので、思い切って赤ちゃんの好きなように食べさせてあげることもおすすめです。
そんな時は、上手に食べられなくても、テーブルや床を汚してしまっても「自分で食べてみたい」という赤ちゃんの気持ちをたくさん褒めてあげましょう。