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離乳食へのしょうゆの上手な使い方は?(前編)

 
赤ちゃんにおすすめのしょうゆは、高品質で鮮度が良くおいしいものを選ぶことが大切です(※1)。
そして、味付けは控えめに。濃すぎる味付けは逆に刺激となり、離乳食を食べてくれなくなることにもつながります。
 
最初は、あんかけや汁物に少量使用しましょう。液体に溶かすように使うと味が均一になり薄味でおいしくなります。
また、だしと併用すると、うま味が増すので食欲もUPします(※2)。
 

 
(ヤマサ醤油よりプラス情報)
※1:そのためにも鮮度保持容器に入ったしょうゆをおすすめします。開封後も空気に触れずに酸化しないので、鮮度が良いままお使いいただけます。また、通常のしょうゆの塩分の約半分である「減塩しょうゆ」も、通常の容器に入った減塩しょうゆと違い、開栓後も冷蔵庫に入れずに常温保管でOKなので、いつでも気軽に、そして何よりも濃すぎる味付けも防げるメリットがあり、離乳食のしょうゆにぴったりです。
 
※2:だしの中でも特に「かつおだし」がおすすめです!しょうゆに多く含まれているうま味である“グルタミン酸”(昆布のうま味と同一)と、かつおだしに多く含まれているうま味である“イノシン酸”を一緒にとると、うま味が1+1ではなく7〜8倍も強くなる「うま味の相乗効果」があることがわかっています。これは、ヤマサ醤油の研究員であった国中明が昭和39年に発見し、「恩賜発明賞」を受賞しました。伝統的な和食だしの基本の「かつおと昆布の合わせだし」は、まさに理にかなっただし取り技法だったことがわかります。
 
■気を付けたいこと
 
1、他の塩味のある調味料と併用はしないこと。
例えば、味噌汁と魚にあんかけをかけたものを1食に出すなど。献立を工夫しましょう。
 
2、先に食材だけで味わってみてから調味を考える。
調理して最後に味付けする場合、味付け前に試食してみて十分においしければ調味せずに食べさせましょう。
 
3、塩味を使った食材には使用しなくてもOK。
一般的なうどんやそうめん(赤ちゃん用の塩なしで作られたものではなく)には塩が含まれているので、調理する際に汁などの液体に塩味が自然につきます。
また、自然に塩が含まれる海の食材は、味付けなしでも十分に旨味や塩味があるためおいしく食べられます。
 
■おすすめの使い方
 
1、 あんかけ
→加熱した野菜、だし、しょうゆ、片栗粉をかき混ぜ合わせながら弱火でとろみをつけます。
 
2、 おひたし
→だし、しょうゆを混ぜ合わせ、加熱した野菜(ブロッコリーなど)を熱いうちに浸けてそのまま冷まします。
 
3、 炒めごはん風
→ごま油やバターなどのオイル、しょうゆを加熱した野菜と混ぜ合わせて、電子レンジにかける。
それをご飯に混ぜれば炒めごはん風に。
 
4、 仕上げに
→1〜2滴程度(小さじ1/6位)<減塩しょうゆの場合2~4滴程度(小さじ1/3位)>をかけて風味を活かします。
 
5、 下味に活用
→肉や魚をさっと漬けて焼く。
→肉と豆腐や納豆を混ぜ合わせて、しょうゆを加えて肉だねを作る。ハンバーグや肉団子など
 
6、大人と取り分けできるようになったら・・・
→ひじきの煮物などの常備菜(大人用に自然に味付けしたもの)と米をやわらかく炊けば簡単に炊き込みごはんに。やわらかめのご飯やおかゆの場合は、通常より水分の量が多いので、味付けいらずで自然に薄味になる。
 
しょうゆは、使う量だけ気にしていれば、いろいろな離乳食メニューに活用できます。
赤ちゃんの発育の状況に合わせて、しょうゆを活用してみてください。