カラーメゾチントの巨匠・浜口陽三を軸として銅版画の可能性を探ろうとする企画展「銅版画の地平」は、シリーズの四回目を迎えました。今回は、既存の概念や技法を突き抜けて新風を巻き起こす、若いアーティスト4人の作品を紹介します。光と透明感あふれる銅版画展です。 夢の続きのような繊細な絵画を描く杉戸洋と、大空に航空機のモチーフで知られる前川知美。 タブロー中心に活躍する二人の銅版画には、タブローに見られるイメージがより明快に投影されています。 一方、銅版画の正統派新人として注目され、飄逸な作風を生みだした重野克明、コラージュという手法を用いて色彩にあふれた輝かしい大画面をつくりだす入江明日香、この二人はすでに銅版画に新機軸をもたらしています。 銅版画を中心に、油彩、アクリルや銅版画集、原版など、計70点あまりの構成で、新作も多数出品されます。 版画の黄金時代を牽引した浜口陽三の作品と、新世紀の息吹とを合わせてご鑑賞ください。
■2007年1月27日14:00~15:30 トークセッション「銅版画新時代」 |
司会:滝沢恭司(町田市立国際版画美術館 学芸員) 参加:杉戸洋、前川知美、重野明、入江明日香 |
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