ミュゼ浜口陽三 春コレクション展「Pepiement d’un Merle Noir ―.メルルのさえずり―」 2006年3月7日(火)―4月16(日)

【概要】



浜口陽三は、戦前・戦後を通じてフランスに制作の拠点を置いて活躍しました。
おおよそ40年という永い生活、生まれも育ちも海に囲まれた環境にいた浜口にとって 海辺のないパリはさみしさを感じる場所でもありました。
そんな浜口にとってパリでの春の訪れは、銀灰色の空を一掃させ、小鳥のさえずりや植物の息吹、河の流れまでも が気分を高揚させる光景でした。
しかし、浜口の観察眼は、ふっと静かにその情景を緻密な銅版画として構成させるのでした。 「てんとう虫」「蝶」「貝」「さくらんぼ」、一見かわいさを帯びた浜口の作品の内側には凝縮された宇宙が際限なくひろがっています。黒の奥底から湧きあがるみずみずしい生命は、まばゆい光をあびて永遠の時間をあたえられているようです。 あざやかな色彩の表現を可能にした浜口陽三の技術と抽象的に表現された光の美しさを、約60点の作品でご堪能下さい。

銅版画体験教室

■2006年3月25日(土) 14:00~17:00
講師:江本創(アーティスト)

『モノクロームメゾチントの実習』
参加者は、簡単な下絵(サイズ:12cm×7.5cm
同サイズ・色付きの下絵)を持参して下さい。
初めての方もお気軽にお越しください。
汚れても良い服装、またはエプロン等をご用意下さい。

会 場

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 1階

定 員 20名(先着順)
参加費 1800円+入館料
申込み・
お問い合わせ先

Tel、Fax、E-mailで受付。
住所、氏名、連絡先、参加イベント名をお知らせ下さい。
Tel.03-3665-0251
Fax.03-3665-0257
E-mail:musee@yamasa.com

 


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