銅版画の地平Ⅱ 浜口陽三と銅版画の現在 深沢幸雄 加納光於 柳澤紀子 池田良二 山本容子  山口啓介 2004年11月26日(金)~2005年2月27日(日)

銅版画体験教室 ミュージアムトーク 展示作品より


 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションでは、銅版画の可能性について多角的に見直す試みを展開しています。「銅版画の地平」と名づけたこの企画展は、浜口陽三が生み出したカラーメゾチントの世界を支柱として、銅版画の源流から地平線を漂う未来の行方を見渡すものです。
 今回はそのシリーズ第2回として、深沢幸雄・加納光於・柳澤紀子・池田良二・山本容子・山口啓介をとりあげます。浜口陽三は、1955年にカラーメゾチントという、4版の銅版を刷りあわせて、独特のグラデーションで豊かな諧調を表現するという銅版画の新たな技法を開拓し、他の追随を許さない独自の世界を確立しました。その後1960年代から現在にかけて銅版画の表現は、多様な広がりと、強烈なイメージを展開しています。本展覧会でとりあげた6人はその代表的な作家達といえます。
 深沢幸雄は、あらゆる技法を駆使し、生の根源を銅版画で追求してきました。加納光於は、幻想的なイメージにみちた作品によって独創的な作品を創りだしています。柳澤紀子の作品は、時空間を超えた、人類が共有している原始的な風景を感じさせ、池田良二は、風化する時の堆積を銅版に映し出し深い神秘性を表現します。山本容子は軽快な自由さで銅版画の新たな魅力を打ち出し幅広い層のファンを開拓しました。そして山口啓介は、従来の銅版画のスケールを超えた作品を生み出し次世代への可能性を予感させます。
 6人の代表的作品作品50点と浜口陽三の作品20点、あわせて70余点で構成した本展は、現代銅版画の動向を知り、今後の可能性を探る絶好の機会となるでしょう。

銅版画体験教室

■2004年12月18日(土) 14:00~17:00
銅版画インストラクター : 江本 創 (アーティスト)

『モノクロームメゾチントの実習』
参加者は、簡単な下絵(サイズ:12cm×7.5cm、カラーメゾチント実習の場合は同サイズ・色付きの下絵)を持参して下さい。
初めての方もお気軽にお越しください。
汚れても良い服装、またはエプロン等をご用意下さい。

■2005年2月19日(土) 11:00~17:00
(途中昼食休憩はさむ)
銅版画インストラクター : 江本 創 (アーティスト)

『特別版 カラーメゾチントの実習』
この企画展に合わせ、これまで定期的に開催してきた「銅版画体験教室」の特別版「カラーメゾチントの実習」を行います
※経験者を対象とします。

参加者は、簡単な下絵(サイズ:12cm×7.5cm、カラーメゾチント実習の場合は同サイズ・色付きの下絵)を持参して下さい。

会 場

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 1階

定 員 20名(先着順)
参加費 1800円(材料費込み)+入館料
申込み・
お問い合わせ先

Tel、Fax、E-mailで受付。
住所、氏名、連絡先、参加イベント名をお知らせ下さい。
Tel.03-3665-0251
Fax.03-3665-0257
E-mail:musee@yamasa.com

会 場

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 1階

定 員 15名(先着順)
参加費 3000円(材料費込み)+入館料
申込み・
お問い合わせ先

Tel、Fax、E-mailで受付。
住所、氏名、連絡先、参加イベント名をお知らせ下さい。
Tel.03-3665-0251
Fax.03-3665-0257
E-mail:musee@yamasa.com

ミュージアムトーク

■2005年1月29日(土)14:00~15:30
トークセッション「銅版画の現在」

出演:加納光於(作家) 柳澤紀子(作家) 山口啓介(作家)
司会:松山龍雄(「版画芸術」編集長)
会 場

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 1階

定 員 80名(先着順)
参加 500円+入館料 (お茶とお菓子付き)
申込み・
お問い合わせ先

Tel、Fax、E-mailで受付。
住所、氏名、連絡先、参加イベント名をお知らせ下さい。
Tel.03-3665-0251
Fax.03-3665-0257
E-mail:musee@yamasa.com


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