展覧会情報 | |
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会期 | 2015年1月10日(土)~3月22日(日) |
休館日 | 休館日:月曜日(1/12開館)、1/13(火) |
開館時間 | 11:00~17:00 土日祝 10:00~/最終入館は閉館の30分前まで/第1・3金曜は20:00閉館 |
入館料 | 大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料 |
本展覧会中、第1・3金曜日は20:00まで延長して開館します。お仕事帰り、学校のあとにもゆっくり美術館を楽しんでいただけます。
*1/16、2/6、2/20、3/6、3/20の5日間
*最終入館、カフェL.O.ともに19:30
カリグラフィー用のインクとペンを使ってe. e.カミングスの詩の一部を書きます。清書した作品は表紙をつけ、糸で綴じて冊子に仕上げます。
講師:三戸美奈子(カリグラファー)
日時:3月7日(土)
【午前の部】10:30~12:30
【午後の部】14:00~16:00
定員:各回12名
参加費:入館料+1500円(道具、材料費込み)
持ち物:筆記用具
申込方法:1月15日11:00よりお電話にて受付(先着順)
1回の実習で製版から刷りまでを行ない、ポストカードサイズの作品を仕上げます。初めての方でも無理なくご参加いただける初心者向けの教室です。
講 師:江本創(アーティスト)
日 時:
①2月8日(日)14:00~17:00
②2月9日(月)14:00~17:00
(休館日の開催。展覧会はご覧いただけます)
定 員:各回18名
参加費:
≪初心者コース≫入館料+1800円(材料費込み)
≪経験者コース ※当館のメゾチント教室に参加された事がある方≫
入館料+500円(メゾチントプレート代別途1000円)
持ち物:下絵(サイズ12×7.5cm)、汚れても良い服装またはエプロン
申込方法:1月15日11:00よりお電話にて受付(先着順)
浜口陽三展 センス・モダン Sense modern
「メゾチントの巨匠」と呼ばれた浜口陽三(1909-2000)は、生涯でおよそ200点にのぼる版画を制作しました。1959年制作の『くるみ』は、ぽつんと浮かぶひとつのくるみと黒い帯のみの、非常にシンプルな構図で独特の緊張感を持つ作品です。『ポプラ』(1960)は、幾重にもなる緑の野原に、ポプラの木がシルエットで映ります。長らくパリで制作していた浜口の作品は、今なおモダンで美しく、その卓越したセンスに驚かされます。当時廃れていた銅版画メゾチント技法を独自に探求し、“目立て”に始まる手間のかかる作業を、気の遠くなるような精度、細やかさで重ねる事ができた、浜口ならではの表現と言えるでしょう。
本展では、浜口の初めてのカラーメゾチント作品『うさぎ』の他、約60点を展示いたします。
※展覧会名『センス・モダン Sense modern』は造語です。
《展示資料より》
e. e. カミングス夫妻から贈られたベルソー
浜口は、アメリカの詩人 e. e.カミングス(1894―1962)*¹と親交がありました。メゾチントに欠かせない道具“ベルソー”を初めて見たのは、終戦後にカミングス夫妻から送ってもらった時だと、浜口は後に語っています。このベルソーの他、愛用の道具を多数展示します。
*¹実験的なスタイルの詩人で、今も世界中に支持されている。画家、劇作家としても活動。
カメラコレクションとモチーフ写真
カメラ愛好者でもあった浜口は、沢山のカメラとともに、浜口自身が撮影した果物や野菜の写真を残しています。フェンネル(ういきょう)、レモン、さくらんぼ、西瓜などの浜口の作品によく登場するモチーフもあり、中には版画作品の構図に近い形で撮影されたものもみられます。浜口のカメラコレクションとともに展示します。