●柳澤 紀子 (やなぎさわ・のりこ) 版画家。1969年東京芸術大学大学院美術学部油絵科卒業。在学中、駒井哲郎に師事し銅版画を学ぶ。1971年から75年までニューヨークに住み、プリントメーキングワークショップで制作。1992年平成4年度文化庁特別派遣芸術家在外研究員。現在は掛川市在住。1969年以降、毎年個展を開催する一方、アメリカ、ヨーロッパ、南米など世界各地で展覧会を開催し国内外で活躍している。主な受賞歴は、1964年日本版画協会賞、1999年
東京ステーションギャラリー賞(東日本鉄道文化財団)、2001年山口源大賞など。
● 建畠 晢 (たてはた・あきら)
美術評論家、詩人。1947年に京都市に生まれる。早稲田大学文学部フランス文学科卒。新潮社、芸術新潮の編集者、国立国際美術館主任研究官(1976-91年)を経て、多摩美術大学芸術学科教授、東京大学講師。1990年、93年のヴェニス・ビエンナーレの日本コミッショナーをはじめ、国内外の多くの展覧会に参画。また現在開催中の「横浜トリエンナーレ2001」のアーティスティック・ディレクターの一人。著書に美術評論集『問いなき回答』(1998年)、詩集『余白のランナー』(1991年歴程新鋭賞受賞)など。 |