イベント情報 | |
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講師 | 三戸美奈子(カリグラファー) |
日時 | 2015年3月7日(土) |
定員 | 各回12名 |
参加費 | 入館料+1500円(道具、材料費込み) |
持ち物 | 筆記用具 |
カリグラフィー用のインクとペンを使ってe. e.カミングスの詩の一部を書きます。
清書した作品は表紙をつけ、糸で綴じて冊子に仕上げます。
アメリカの詩人 e.e.カミングス(1894―1962)は、実験的なスタイルの詩人で、今も世界中に支持されています。
生前、浜口陽三と親交があった事にちなみ、カミングスの詩をカリグラフィーで綴るワークショップを開催しました。
浜口陽三の作品にかこまれた会場で、e.e.カミングスの詩『I carry your heart』 の一節に挑戦したその様子を、一部ご紹介します。
1.本日の講師は、レターアートとしてのカリグラフィーを追究し、制作活動を続けている、三戸美奈子先生です。主催のスタジオなどでカリグラフィーを指導される他、ロゴや文字デザインも手がけていらっしゃいます。 |
2.挑戦するのは、初めての方でも取り組みやすい、ファウンデーショナル体。1文字1文字、ペン先の角度を30°に置いてから書いていきます。カリグラフィー用のペン先は、先が斜めに平らになっています。 |
3.まずは基本の文字をテキストの上からなぞって練習です。はじめはみなさん戸惑いながらでしたが、すぐに「サーッ…カリッ…」と、ペンが走る音が響きはじめました。 |
4.書き順が記されたテキスト。例えば、「o」一文字でも、反時計まわり、時計まわりと、2筆で書きます。基本の書体の練習が終わったら、カミングスの詩『I carry your heart』の一節に挑戦します。 |
5.いよいよ清書です。今回、三戸先生がセレクトした紙は、高級なレターヘッドなどにも使われる「クレーンクレストウーヴ」。少し、生成りがかった紙の質感と文字がとても素敵な組み合わせです。 |
6.参加者一人一人のお名前の見本を、三戸先生が用意してくださいました。 |
7.みなさんの作品です。同じ書体で、同じ見本を元に書いても、少しずつ文字の雰囲気が違ってくるのが面白いですね。ペースの速い方は、もう一節挑戦しました。 |
8.インクが乾いたら、最後に糸で綴じて完成です。「プレゼントに添えるカードに書けるようになりたくて参加しました」という方が多くいらっしゃいました。 |
9.今回使用したインクとペンホルダー、ペン先。こちらは1人1セットお持ち帰りいただきました。参加された方より「自宅でも沢山書いて練習します!」との声が。手軽に続けられるのが嬉しいですね。 |