イベント情報 | |
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1/28(月) | 『モノクロームメゾチント教室』 |
1/30(水) | 『目立てからはじめるメゾチント』 |
1/31(木) or 2/1(金) | 『ドライポイント紙はんが』 |
2/2(土) or 2/3(日) | 『七宝焼きでつくる南桂子の世界~オリジナルブローチ~』 |
日が沈んで、寒くなってくるころ、誰かに贈りたくなるような、
お部屋に飾りたくなるような、小さいけれどもすてきな作品をつくってみませんか。
定番のモノクロームメゾチント教室や、紙をつかった版画、七宝焼きなど、4つのワークショップを開催する1週間です。
休館中の特別イベントとして開催した、『冬の夜のてづくり週間』
寒い中、沢山の方に参加いただきました。
まず、あたたかい飲み物で一息ついてから始まった4つのワークショップの様子を、ほんの一部ですが紹介いたします。
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江本創先生の銅版画教室は、年に4~5回開催していますが、夕方の教室ははじめてです。上の画像は参加された方の作品です。 |
インクを詰めた銅版に紙をのせて、プレス機にかけます。作品が紙の中央にくるようにと、みなさん慎重に。 |
この作品では、手直しと試し刷りを重ねるごとに、徐々にモチーフのロウソクの灯りが明るくうきあがってきました。 |
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最初に、ベルソーという道具で銅版全体に傷をつけてゆきます。これを「目立て」といいます。5cm四方の小さな面積ですが、力と時間のかかる大変な作業。 |
もくもくと目立てをする参加者のみなさん。つるつるだった銅の表面が、だんだんとざらざらとした手触りに変わっていきます。製版後のインク詰め、刷りも参加者自身で行います。 |
刷りあがった紙をめくる、楽しみと緊張が入り交じった瞬間です。目立ての調子によって黒の質感は様々。ビロードのようにやわらかな黒い画面はメゾチントの特徴です。 |
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講師のタダジュン先生が、ニードルや、やすりがけの加減で、線や色の調子が変わることを説明しているところ。 |
「はさみで好きな形に切ることができるのが、紙はんがの魅力のひとつ。自由に輪郭を切り取ってみてください」 |
つやのある面に傷をつけたり、破ったり。紙なので柔らかく、とても加工がしやすいです。こちらは先生が事前に用意してくださったネコ形の版。 |
インク詰めです。ゴムベラで全体的に彫りがすっかり見えなくなるまでインクを詰めていきます。 |
寒冷紗という布でやさしく少しずつ余分なインクをふき取っていくと、こんなにくっきりと姿があらわれました。背中と胸の模様は紙を剥がしていた部分で黒くインクが残っているのがわかります。 |
プレス機で刷って完成。(画像は別の作品)型のかたちそのままにエンボスされるところも素敵です。素材が紙ということもあり、刷りは、ほぼ1回きり。大切な1枚ができあがりました。 |
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色とりどりの釉薬(粉状のガラス)が並んでいるところ。 |
南桂子作品の中から、講師の近藤健一先生に、花と鳥の形を2種類づつ選んでブローチの土台部分を作っていただきました。予め切り取った銅板に下地の白い釉薬が焼きつけてあります。 |
水に浸した釉薬を細い筆先ですくいとり、土台の上に少しづつのせていきます。 |
釉薬をのせ終わって、焼く前に乾燥させているところ。まるで砂糖菓子みたいにみえます。 |
近藤先生が電気炉でひとつひとつ丁寧に焼いていきます。参加者の皆さんもその様子を見守ります。釉薬が溶けると、先程の質感から一転、見事な艶がでてきました。 |
裏にブローチの金具を強力な接着剤でつけると完成。おなじ形から、さまざまな鳥や花ができました。 |