展覧会情報 | |
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Date | 2014年10月11日(土)~12月23日(火・祝) |
Closed dates | 月曜日(10/13、11/3、11/24は開館)、10/14(火)、11/4(火)、11/25(火) |
Opening times | 11:00~17:00(最終入館16:30。土日祝は10:00開館。) |
Entrance fee | 大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料 |
ごあいさつ
20世紀半ばに世界的に活躍した芸術家・浜口陽三と、現代作家12人の展覧会です。
タイトルの「MEZZOTINT:メゾチント」は、手工芸的な緻密さで、ビロードのような色を生みだす17世紀以来の銅版画技法を指します。音楽ならバロックの時代に発明されたこの技法を用いて、はるかな色を求めて制作する人々が今も世界中にいます。
この国際メゾチント展は、3年前にスタートした作家主導の巡回展で、国内では作品のほとんどが初公開です。夢、風景、抽象理念など、様々なテーマを深い色味と肌合いで表現し、まるで扉をひとつくぐり抜けて、奥の世界へといざなわれるようです。本展は、ラトビア、ポーランド、中国を回り、これから北欧へ巡回します。メゾチントに色彩を持ち込んだ開拓者、浜口陽三の作品と共に、現代の先鋭のメゾチントを9カ国13名約60点で構成します。展覧会の顧問には参加作家でもあるステインマン氏を迎え、図録に歴史解説を書き下ろしてもらいました。
(チラシに記載がありませんが、当初ラトビア会場のみ参加予定だった、ヴィヤ・セルミンス(Vija CELMINS)のメゾチント作品を、本展覧会でも一点展示することになりました。)
出品作家(出身国/居住国)
范 敏(中国)Fan Min 1963-/浜西 勝則(日本)Katsunori Hamanishi 1949-/ヤロスワフ・イェンドゥジェヨフスキ(ポーランド)Jarosław Jędrzejowski 1975-/黒柳 正孝(日本)Masataka Kuroyanagi 1961-/クリストファー・ノヴィツキ(アメリカ/ポーランド)Christopher Nowicki 1950-/ユリス・ペトラッシュケヴィチュース(ラトビア)Juris Petraškevičs 1953-/アンッティ・ラタラハティ(フィンランド)Antti Ratalahti 1964-/グンタース・シェティンシュ(ラトビア)Guntars Sietiņš 1962-/アド・ステインマン(オランダ)Ad Stijnman 1957-/ユッカ・ヴァンッティネン(フィンランド/スウェーデン)Jukka Vänttinen 1954-/マイラ・ゼネリ(アルバニア/ドイツ)Majla Zeneli 1980-
ヴィヤ・セルミンス(ラトビア/アメリカ)Vija CELMINS 1938-
浜口 陽三 (日本/フランスとアメリカ)Yozo Hamaguchi 1909-2000