展覧会情報 | |
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会期 | 2014年4月26日(土)~6月1日(日) |
入館料 | 大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料 |
休館日 | 月曜日(5/5は開館いたします) |
開館時間 | 11:00~17:00(最終入館16:30。土日祝は10:00開館。) |
いつかどこかで見たような、なつかしくて不思議な風景――。
銅版画家、南桂子(1911-2004)の展覧会です。
女学校時代から絵画や詩作をたしなみ、溢れる創造力を油彩、短歌、詩、童話の世界に向けた南は、浜口陽三と出会ったことをきっかけに、本格的に銅版画家として歩みはじめました。1954 年、43 歳の時にパリに渡り、沢山の作品を生み出しました。
お城、樹、鳥、少女。繰り返し登場する童話のようなモチーフは淡々として静かな佇まいですが、作品のひとつひとつに憧れや、喜びや、せつなさなどが表現されています。近年、世代やジャンルを超えて多くの方の支持を得ているのは、そこに包み込まれてしまうような“心地よさ” があるからなのかもしれません。
本展では3 月に筑摩書房より出版される『船の旅 詩と童話と銅版画 南桂子の世界』に掲載された作品を中心に展示します。銅版画約50 点をはじめ、初公開のペン画を含む小作品、スケッチブックに残されたユニークなドローイングの数々も紹介します。洗練された銅版画と共に、創造の源泉にある南桂子の豊かな感性を発見してください。