浜口陽三はエンサイクロペディア・ブリタニカの「メゾチント」の項目で、「20世紀の半ばの最も名高い、孤高ともいえる主導者」、「カラーメゾチントの新しい技法を開拓した作家」と紹介されています。浜口の高度な技術から生まれる繊細で静謐な作風は、他の追随を許さず高く評価されており、今日、世界の代表的銅版画作家の一人として広くその名を知られています。