絶対のメチエ ― 名作の条件 2014年1月25日(土)~4月20日(日)

展覧会情報
会期

2014年1月25日(土)~4月20日(日)

入館料

大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料

休館日

月曜日

開館時間

11:00~17:00(最終入館16:30。土日祝は10:00開館。)

展覧会関連イベント

本展でのイベント開催予定はございません

   

■展覧会図録 「絶対のメチエ―名作の条件」

182×257mm 32ページ  (900円)
当館グッズコーナー、または通信販売でお求めいただけます。

絶対のメチエ ― 名作の条件

 

メチエとは、フランス語で、「経験によって培われた熟練の技」転じて「画家や文筆家がもつ、独自の表現技巧や流儀」を意味するようになりました。

戦後、銅版画は新しい現代芸術として注目され、既存の美術にはない傑作が次々と生み出されました。本展では、そのパイオニア達の代表作を集め、揺るぎない魅力を紹介します。「絶対のメチエ」は、銅版画の探求者達が真摯に追い求めた個々人の技法や作風を表しました。

特に注目したのが作品のマチエール(画肌)です。インクと紙の生み出すマチエールは、作家の求める主題と表裏一体に結びつき、例えば加納光於の内なる情動、ルオーの悲劇性やルドンの神秘、ヴォルスの溢れ来る心象風景、浜口陽三の永遠を思わせる微光など、様々な表現を実現させます。

精神性の高い表現に適した銅版画を見ることは、心で触れることに値するくらいの繊細さを要求されますが、その際にマチエールは重要な手掛かりを教えてくれます。

今回は現代版画の傑作と、その作家達が影響を受けた東西の先人達の銅版画、リトグラフ、写真を一堂に集めました。「絶対のメチエ」を生み出すこと、「絶対のマチエール」を作り出すことにかけた銅版画家たちのスケールと真髄に、50点あまりの作品を通して触れていただけたら幸いです。

この展覧会は、美術家・北川健次氏をアドバイザーとして出発し、魅力的な展覧会タイトルと、表現者としてのアドバイスをいただきました。

 

●出品作家(50音順)

ヴォルス / エゴン・シーレ / オディロン・ルドン / 加納光於 / 川田喜久治 / 北川健次 / 駒井哲郎 / 斉藤義重 / ジャン・フォートリエ / ジョルジュ・ルオー / デイヴィッド・ホックニー / ドナルド・サルタン / 長谷川潔 / 浜口陽三 / フリードリヒ・メクセペル

   

1階展示会場

加納光於 左≪soldered blue≫1964-65年、カラーメタル・プリント / 右≪soldered blue≫1965年、カラーメタル・プリント

地下展示会場


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