「冬至」は一年のうちで最も日が短く、夜が長いため、冬をとても感じる日です。
昔から冬至に南瓜を食べて柚子湯に入ると、病気にならないという言い伝えがあります。夏が旬である栄養たっぷりな南瓜を、最も体力が落ち込むこの時期に、栄養補給として食べ、冬をのりきるということなのかもしれません。理にかなっていますね。柚子湯はご存知の通り、血行を良くして体をあたためるという役割があります。
この他にも…小豆粥を食べる慣わしもあります。これは小豆の赤い色が邪気を払う色であることから冬至に食べられるようになったそうです。お料理にある「南瓜のいとこ煮」は、南瓜と小豆を一緒に食べられる料理として冬至の日に食卓に出されています。
年越しそばを大晦日に食べる習慣が始まったのは江戸時代のこと。大掃除やおせちの準備に忙しい時に、茹でるだけですぐ食べられる手軽な食事だったようです。
それだけではなく、縁起をかつぐという役割もありました。年越しそばは全国で見られる習慣ですが、香川県はやはり讃岐うどんで「年越しうどん」を食べる習わしが残っています。
長寿祈願 |
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そばの形状にかけて「細く長く生きられますように」という意味 |
そば切り |
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災厄と縁を切るという意味 |