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お米料理で秋を満喫
新米に限らず米は、保存法や炊き方を少し見直すとおいしさに違いが出ます。まずは保存法から。米は生鮮食品と同じですから、短期間で食べきれる量をそのつど買うのが理想的。そのうえで、涼しくて湿度の低い場所で保存します。
密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れておくとよいでしょう。炊き方では、炊飯器の水加減の目盛りはあくまで目安と心得て。米の品種や堅さの好みなどに合わせて水の量を調節してみましょう。ちょっとしたことで、もっとおいしいご飯が炊けますよ。
米をとぐときの最初の水は一気に入れ、手で大きく混ぜたらなるべく素早く捨てること。乾燥した米は水分を吸収しやすくなっているから、白くにごった、ぬか臭い水を吸わせないように注意して。ざるを使えば、さっと水がきれます。
まっ白な新米ご飯を堪能したら、次は、旬の味覚を加えた炊き込みご飯はいかがでしょう?具のうまみがしみたご飯のおいしさもまた格別です。炊き込みご飯の場合は、具から水けが出るので、といだあとの米の給水時間を控えめにするのがコツ。
さつまいもや栗など、ひとつの素材を炊き込むときは、シンプルな味つけにして素材の持ち味を生かしましょう。市販のつゆを使えば、味も手軽に決まりますよ。炊き上がって、ふたを開けたときに広がる湯気と香りのよさに、家族から歓声があがりそう。
ぜひ試してほしいのが、大ぶりの具をたっぷり入れるタイプの炊き込みご飯。さんまや、厚切りの豚肉などを使うと、うまみもボリューム感もいっぱいに。もうほかにおかずはいらないほどだから、忙しい日の簡単料理としておすすめです。
れんこん、さんまの順にのせることでさんまのうま味がれんこんとお米に移ります。別々に盛りつけるといつもと違う炊き込みご飯になります。
きのこと鶏肉はヤマサ昆布つゆ白だしをからめておくのがポイントです。おぼろ昆布を少し加えることで味に変化がつきます。(おぼろ昆布がない時はのりをちぎって加えましょう。)