6月に入ると店頭に青い実の梅が香りよく並びます。梅干しよりも梅酒は手軽に作れるのが魅力です。材料も梅と氷砂糖とホワイトリカーと保存ビンがあれば簡単にできます。皆さんも自分の梅酒を作ってみませんか?
最近は泡盛、日本酒などで漬ける方も多いようです。漬け終ってから青梅を潰すと「にごり酒」としても楽しめます。
- たっぷりの熱湯でしっかりと保存ビンを消毒しましょう
- 梅のへたは竹串で1個ずつていねいに取り除きましょう
- 1週間に一度、ビンをひっくり返して氷砂糖と梅がなじむようにしましょう
作りやすい梅酒の分量 : |
青梅:1kg
氷砂糖:500g
ホワイトリカー:1.8リットル |
さやいんげんは漢字で書くと「莢隠元」。いんげん豆をさやごと若採りしたものをいいます。原産地はメキシコ周辺で、コロンブスの新大陸発見とともにヨーロッパに伝わり、日本には1600年代中頃の江戸時代に持ち込まれたといわれています。豆類は荒地でも育ち、収穫もしやすいのですが、豆そのものの調理に手間と時間がかかるので、完熟する前に収穫して食べる習慣がつきました。生のままでも青々しい香りがあり、茹でると甘みを感じる野菜です。一年中出回っていますが本来は6月から9月が旬です。
写真は「どじょういんげん」で、形がどじょうに似ていることから名前がついたといわれています。茹でる時に板ずり(塩をまぶしてまな板の上でこすります)してから茹でると、あざやかな色に茹であがります。また、揚げても炒めても使える万能野菜です。
どじょういんげん長さが20センチ前後で丸さや、形がどじょうに似ているから、その名がついたといわれてます。やわらかく独特の風味があり、一般的な品種です。
モロッコいんげん
平べったく、どじょういんげんより長さがあります。群馬や長野の高原が中心の産地で、さやいんげんはビタミン類、アミノ酸が豊富ですが、モロッコいんげんは特にカリウム、カルシウムが豊富です。茹でると柔らかくて甘みがあります。
サーベルいんげん
どじょういんげんと同じで丸さやですが、細くて長さが15センチ前後、すじが少なめです。
平さやいんげん
すじが少なく曲がりもほぼ真直ぐで、扁平なので調理がしやすいです。味は比較的濃いめです。