RECIPE SEARCH
プヨプヨ卵(たまご)を水(みず)やしょうゆなどに入(い)れておくと、卵(たまご)の中(なか)と外(そと)で、水(すい)分(ぶん)が移(い)動(どう)して、大(おお)きさが変(か)わる。液(えき)体(たい)の種(しゅ)類(るい)によって、卵(たまご)の大(おお)きさはどのように変(か)わるだろうか。
しょうゆ、減(げん)塩(えん)しょうゆ、酢(す)(穀(こく)物(もつ)酢(す))、卵(たまご)(一(いっ)般(ぱん)的(てき)なもの)3 個(こ)、ふたつきの容(よう)器(き)(直(ちょっ)径(けい)が、卵(たまご)の長(なが)い方(ほう)の 1.5 倍(ばい)くらいのもの)3 個(こ)、水(みず)、スプーン、皿(さら)、定(じょう)規(ぎ) ※ウズラの卵(たまご)を使(つか)うと、使(し)用(よう)するしょうゆや酢(す)を少(すく)なくすることができるよ。
しょうゆや卵(たまご)などは、使(つか)ってよいものかどうか、おうちの人(ひと)に確(たし)かめよう。 実(じっ)験(けん)に使(つか)った卵(たまご)やしょうゆ、酢(す)などは食(た)べないこと。
容(よう)器(き)に卵(たまご)と酢(す)を入(い)れてふたをし、3日(か)間(かん)、室(しつ)温(おん)でそのまま置(お)く。(ふたはラップでもでもよい。冷(れい)蔵(ぞう)庫(こ)でも実(じっ)験(けん)できるが、からがとけるのにもう数(すう)日(じつ)かかる。)
からがとけ、ぷよぷよ卵(たまご)ができる。(からが残(のこ)っているたら、やさしく水(みず)洗(あら)いしてからを落(お)とす。)
卵(たまご)が割(わ)れないよう、スプーンや手(て)でそっと取(と)とり出(だ)し、容(よう)器(き)をきれいに洗(あら)う。それぞれ、水(みず)、しょうゆ、減(げん)塩(えん)しょうゆを同(おな)じ量(りょう)入(い)れ、プヨプヨ卵(たまご)を入(い)れる。ふたをして、室(しつ)温(おん)または冷(れい)蔵(ぞう)庫(こ)で約(やく)1日(にち)そのままにする。
プヨプヨ卵(たまご)を取(と)り出(だ)して皿(さら)などに並(なら)べる。それぞれのプヨプヨ卵(たまご)の大(おお)きさを調(しら)べる。また、さわってみて、どんな感(かん)じがするかを調(しら)べる。カメラがあれば、写(しゃ)真(しん)にとっておこう。
卵(たまご)のからは、おもに、カルシウムでできている。酢(す)には、カルシウムをとかすははらきがあるので、卵(たまご)を酢(す)につけるとからが とけて、中(なか)のうすい膜(まく)だけが残(のこ)る。からがとけた卵(たまご)は、さわるとプヨプヨとやわらかくなっているよ。
卵(たまご)のうすい膜(まく)の内(うち)側(がわ)と外(そと)側(がわ)の液(えき)体(たい)のこさがちがうと、うすい方(ほう)からこい方(ほう)に水(すい)分(ぶん)が移(い)動(どう)する。このように水(すい)分(ぶん)が移(い)動(どう)しようとする力(ちから)を浸(しん)透(とう)圧(あつ)と言(い)う。液(えき)体(たい)のこの差(さ)が大(おお)きいほど浸(しん)透(とう)圧(あつ)は大(おお)きい。プヨプヨ卵(たまご)を水(みず)に入(い)れると、水(みず)の方(ほう)が卵(たまご)の中(なか)身(み)よりうすいので、水(すい)分(ぶん)が卵(たまご)の中(なか)に入(い)り、卵(たまご)は大(おお)きくなる。プヨプヨ卵(たまご)をしょうゆに入(い)れると、しょうゆの方(ほう)が卵(たまご)の中(なか)身(み)よりこいので、卵(たまご)の中(なか)の水(すい)分(ぶん)が卵(たまご)の外(そと)に出(で)て、卵(たまご)は小(ちい)さくなる。減(げん)塩(えん)しょうゆは、ふつうのしょうゆより塩(えん)分(ぶん)が少(すく)ないので、外(そと)に出(で)る水(すい)分(ぶん)がしょうゆよりは少(すく)ないんだ。(※ わかりやすいよう、浸(しん)透(とう)圧(あつ)のしくみを、おおまかに説(せつ)明(めい)しています。)
●水(みず)、しょうゆ以(い)外(がい)の液(えき)体(たい)(食(しょく)塩(えん)水(すい)、砂(さ)糖(とう)水(みず)など)につけるとどうなるかを調(しら)べよう。●浸(しん)透(とう)圧(あつ)のはたらきは、つけ物(もの)をつけるときにも利(り)用(よう)される。どのように利(り)用(よう)されているかを調(しら)べよう。
実験(じっけん)の方法(ほうほう)と結果(けっか)を記録(きろく)しよう。
© 学研キッズネット