「ぶり」は出世魚として有名ですが、どのくらい名前が変わっていくかご存知ですか?関東地方では、「わかし」(20cm前後) 「いなだ」(40cm前後) 「わらさ」(60cm前後) 「ぶり」(80cm以上)と成長して呼び名が変わります。
12月から2月までの厳しい寒さの時期に獲れるブリが“寒ブリ”で産卵のため南下してくるので脂がのってとても美味しい事で有名です。各地の郷土料理にも数多く使われています。
かぶら寿司 |
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塩漬けのかぶ、ぶり、米、麹(こうじ)を漬け込んで発酵させたぶりの寿司。 |
ぶりしゃぶ |
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ぶりを薄切りにしてしゃぶしゃぶにして食べます。
ぽん酢しょうゆがよく合います。 |
ぶり雑煮 |
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塩ぶりにして、お雑煮の具材にして食べます。 |
かにの王様とも呼ばれる「ずわいがに」。漁期は11月から3月と決まっていて、雄のかにのことを「ずわいがに」と呼びます。獲れる産地で呼び名が変わり、松葉がに、越前がにとも呼ばれます。成熟するのに、8〜10年と長くかかり、脚を広げると80cmにもなりますが、その割に頭の作りが小さい事から「頭矮(ずわい)」という名前がついたようです。
画像は生のずわいがにと茹でずわいがにで、透明感があるほうが生で、鮮やかなオレンジ色が茹でたものです。小ぶりのかには雌で香箱蟹、セイコ蟹と呼ばれます。雄の半分以下の大きさで、見た目のまま食べるところは少ないのですが、味は濃く美味しいです。内子と呼ばれる卵や甲羅の内側についている外子、かに味噌は濃厚で絶品です。
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甲羅に「シーライス」という、黒い小さなツブ状の点々がついているものは、脱皮から時間が経っているので、身がつまっています。 |
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持ち上げた時にずっしりと重く、腹側の色が白いものよりも少し薄茶の方が美味です。 |
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脚が黒ずんでいるものは鮮度が落ちています。 |