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なす
なすは英語でエッグプラント(卵植物)。形から連想されるように卵型をしていたものが原型です。よく「なすび」とも呼ばれますが漢字では「奈須比」と書きます。この漢字は中国から伝わってきており、漢字の「茄子」は日本の和名だそうです。なすの皮の色には光沢があり、独特な紫色をしています。その色の美しさから「茄子紺」という素敵な色を表す言葉が生まれました。

東洋では、なすには身体の熱を取ってくれる働きがあるとされ、のぼせやすい人や高血圧のある人におすすめの食材とされています。皮をむけば白い実が出てきます。色のコントラストも美しい野菜です。
なすの種類
日頃、私たちが多く目にしているなすは千両なす。主に関東に出回っている長さ15センチほどのなすです。このほかにも肉質や形の違うなすをご紹介します、機会があれば食べてみて下さい。
米なす アメリカ種の大きくてまんまるなブラックビューティーを日本で改良したものです。へたが黄緑で種が少なく、果肉がしまっています。グラタンなどの加熱料理に向いています。
小丸なす 重さが10〜20gしかない小さななすです。長い形の小なすもあります。甘みがあり、皮もやわらかいので塩漬けなどに最適です。
長なす 西日本と東北地方で多くみられる品種です。果肉がやわらかいので焼物、煮物などに向いています。
トマト
夏の代表ともいえるトマト。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる。」と言われるほどビタミンC、カロテンなどの栄養価の高い野菜です。トマトの赤さはリコピンという色素。抗酸化物質として注目され、生活習慣病の予防効果があるといわれています。昼と夜の寒暖差が大きいほど色素の赤さが色濃くなり、旨味も強くなるので、赤さはおいしくなった証拠ともいえます。

最近は従来のものよりも1.2〜1.5倍ぐらい、糖度の高いフルーツトマトも多く出回っています。トマトの種のまわりのゼリー状のものは旨味成分のグルタミン酸。種はとらずに、丸ごと使うのがおすすめです。トマトは相性の良いものが多く、生だけでなく、加熱することで甘みや旨みがぐっと増します。乾燥したドライトマトや缶詰も上手に利用して太陽の恵みをいただきましょう。
トマトの保存方法
丸のまま冷凍保存できます。
水に漬けておくと薄皮がつるりとむけて便利です。
トマトソースの場合はジップ付きの保存袋に入れ平らにして冷凍します。
こうしておけば、使いたい量だけポキッと折って使えます。
この時期おいしいそうめんの特集です。ボリュ―ムのある具材と組み合わせたレシピや食欲がないときのたれにひと工夫したレシピのご紹介です。
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なすと揚げ天豚の冷し中華そうめん下味をつけて短い時間で揚げた豚肉は衣がふっくらしてボリューム感がアップ。酸味と辛味のきいためんつゆは食欲がわきます。
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