浜口陽三・丹阿弥丹波子 二人展 はるかな符号 大岡亜紀の詩と共に 2015年4月4日(土)~6月30日(火)

展覧会情報
会期

2015年4月4日(土)~6月30日(火)

休館日

月曜日(5/4は開館)
※5/10(日)は12:00で閉館

開館時間

11:00~17:00 土日祝10:00~ 
最終入館は閉館の30分前まで

《ナイトミュージアム:会期中、第1・3金曜の20:00まで開館/最終入館19:30》

入館料

大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料

展覧会関連イベント

ナイトミュージアム 第1・3金曜日は夜8時まで開館

ご好評につき、ナイトミュージアムを再び開催いたします。
本展覧会中、第1・3金曜日は20:00まで延長して開館。お仕事帰り、学校のあとにもゆっくり美術館を楽しんでいただけます。
*第1・3金曜…4/17、5/1、5/15、6/5、6/19
*最終入館、カフェラストオーダーともに19:30

対談 「銅版画の余白に」

作品や制作のことなど、40年来刷りを担当されている小川氏と共に語っていただきます。
出演|丹阿弥 丹波子(銅版画家)、小川 正明(銅版画家、女子美術大学名誉教授、現在女子美術大学付属高等学校・中学校校長)
日時|5月10日(日)14:00~15:00
定員|50名
参加費|入館料+200円
申込方法|4月7日(火)11:00~お電話にて受付開始(先着順)

ワークショップ 「ボタニカル アルファベット」

風合いあるドライフラワーでアレンジメントし、オリジナルのアルファベットを制作します。
講師|高沢 祥子(フローリスト/geckou)
日時|6月8日(月)
【午前の回】10:30〜12:30
【午後の回】14:30〜16:30
定員|各回10名
参加費|入館料+2500円(材料費込)
持ち物|クラフトばさみ(お持ちの方)、底面が20×20㎝程度ある袋(お持ち帰り用)
申込方法|4月7日(火)11:00~お電話にて受付開始(先着順)
*申込の際にアルファベットの大文字「A~Z」からご希望のものをご予約いただきます。
*予め個々のオリジナル資材を発注する関係上、申込後のキャンセルは不可となります。
*休館日の開催となりますが、展覧会をご覧いただけます。

銅版画体験教室 「目立てから始めるメゾチント」

ビロードのような黒の秘密を探りながら、「目立て」「製版」「刷り」を実践する初心者向けの教室です。
講師|江本 創(アーティスト)
日時|
【A】4月26日(日)14:00~17:00
【B】4月27日(月)14:00~17:00
定員|各回10名
参加費|入館料+2000円(材料費込)
持ち物|下絵(サイズ5×5㎝)、
汚れても良い服装またはエプロン
申込方法|3月17日(火)11:00~お電話にて受付開始(先着順)
*【B】は休館日の開催となりますが、展覧会をご覧いただけます。

浜口陽三・丹阿弥丹波子 二人展

はるかな符号

大岡亜紀の詩と共に

 

光芒を放つ二人の銅版画作品を、画家・詩人の大岡亜紀の詩と共に鑑賞する展覧会です。

1950年代半ば、芸術の中心地パリでは、浜口陽三(1909‒2000)が新しい技法、「カラーメゾチント」を編みだし、柔らかな独自の作風を作りあげました。1957年には2つの国際版画ビエンナーレで大賞を獲得するなど、国際舞台で華々しく活躍し、今なお20世紀を代表する版画家として世界に知られています。

丹阿弥丹波子(1927‒)は、日本画家を父に持ち、描くことを生きることの一部として育ちました。国内では情報も道具も少なかった1956年に銅版画と出会い、駒井哲郎に師事しました。その後現在に至るまで、表現する情熱を銅版画に注ぎ込み、春陽会を中心に清冽な作品を発表し続けています。生前の浜口陽三も、何度となく彼女の個展に足を運びました。

表現の方向性は異なりますが、二人は同じ技法を用いて澄んだ境地を得た銅版画家です。銅を刻むひたむきな作業から、偽りのない光や命を生みだします。果物や花はスケッチではなく、時を重ねて生み出す心のかたち、結晶です。

本展では、丹阿弥丹波子作品に貫かれる強い力を、大岡亜紀が詩に歌いあげます。

銅版画約60点と、新作の詩3編の構成です。

 

 

浜口陽三 「赤い皿」 1969年 カラーメゾチント 24.5×51.7㎝

丹阿弥丹波子 「花 '75」 1975年 メゾチント 30.0×36.5㎝

地下会場では丹阿弥丹波子作品の原版なども展示

大岡亜紀の詩とともに


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